専門学校の学歴や最終学歴について知っておきたいこと

就職をする際は、その応募条件によって最終学歴が何かということが重要になってきます。専門学校を卒業した場合はそれが最終学歴になると考えがちですが、実はさまざまなケースによって最終学歴が変わってくる場合があるのです。

ここでは、専門学校や最終学歴とは何かや、履歴書の学歴欄の書き方について分かりやすく紹介します。

専門学校の定義とは

専門学校とはそもそも何かというと、それは文科省が創設した、専門的な職業教育を行う専修学校のことを指します。そして学校の設置に際しては、授業の時間数や教員数、設備等の条件をクリアしている場合に、所在地の都道府県による認可を受けることが必要です。

そのため、専門学校という校名を付けることが可能なのは正しい認可を受けた学校だけであり、さらに専門学校は、卒業すれば学歴としても認められます。

ですので履歴書の学歴の欄にも記載することが可能ですし、最終学歴として専門学校を挙げることも出来ます。なお、公的機関から認可を受けた学校以外にも専門的な職業教育を行っている学校がありますが、こうした学校はそもそも専門学校とは別のものです。

なので、それらの無認可の学校は、卒業しても学歴とは認められないため注意しておく必要があるでしょう。また職業訓練校や資格スクールなどについても、専門学校とは違うものなので、学歴とはみなされないということを知っておきましょう。

最終学歴とは何を指すのか

最終学歴というと、専門学校や大学などの一番最後に卒業した学校がそれに当てはまる場合が多くあります。ですので最終学歴と聞くと、一番最後に卒業した学校と考えがちですが、それは正しい認識ではありません。正しい最終学歴というのは、これまで得てきた学歴の中で最も水準の高い教育機関の卒業歴のことを指します。

ですので直近に卒業した学校が必ずしも最終学歴になるわけではないということです。例えば、四年制大学を卒業した後に専門学校で学んだ場合は、より教育水準の高い学校であるとみなされる四年制大学の方が最終学歴になります。

これは総理大臣を一度経験した政治家が、後で大臣などになっても、前歴についてはより高い位である元首相として紹介されることに似ていると言えるでしょう。

学校には教育水準の高さによって順位がある

先ほど紹介した教育水準の高さの違いについては、一般的に、専門学校卒より上とされるのは四年制大学卒や大学院卒になり、下とされるのは高校卒や中学卒になると言えます。

そして短期大学や高専に関しては、専門学校と教育水準が近いとみなされるため、専門学校卒と同じ扱いになると言えるでしょう。また四年制大学へ進学せず、短期大学や高専、専門学校に複数通っていた場合は、一番最後に卒業した学校が最終学歴になります。

このように、学歴には順位付けが行われていますし、就職面接などでもそのことが判断材料にされることもあるでしょう。しかし順位が劣っている場合でも、立派な学歴ですし、就職の採用条件をクリアする学歴を持っていれば問題ないため、履歴書には自信を持って記載するようにしましょう。

多様な学歴を持っている場合について

最近では、進路を途中で変えるために退学したり、専門的な知識や技術を身に付けるなどの目的で新たに学校へ通うなどしたため多様な学歴を持っているという人も少なくありません。

ですので、自分の最終学歴がどれなのか分からないという人もいるでしょう。しかしその場合もやはり、基本的にはより水準の高い教育機関が最終学歴になるため、その点を踏まえて考えるとよいと言えます。

ちなみに最近よくある留学に関しては、現地の大学で学位が取得出来た場合は、留学先で通っていた大学が最終学歴になります。しかし短期留学や語学留学は学歴とはみなされないため、専門学校を卒業した後などにそうした留学を行っても学歴にはならないということを知っておきましょう。

履歴書ではどう書いたらいいのか

就職をする際は、応募先の企業などに提出するために履歴書を書く必要がありますが、その中に記載する学歴についても正しい書き方をする必要があります。専門学校の場合は学部や学科が存在するため、学校名だけでなく学部や学科も正確に記入するようにしましょう。

そして履歴書の学歴の欄には、学校に入学したことと卒業したことを別々に記入する必要がありますが、その際は同上卒業、などと略さずに学部や学科なども含めて全て記入する必要があります。また履歴書の学歴の欄は、高校卒業から記入するのが一般的なので、専門学校が最終学歴である場合は、高校卒業から専門学校卒業までを記入するとよいでしょう。

小学校と中学校の義務教育期間というのは、留年のような措置が取られることはめったにないため、特別に説明しておかなければならない経歴がなければ、高校卒業から記入するのが普通です。しかしこの記入方法は絶対にそうしなければならないというものではないため、学歴の欄に空欄が出来るのが気になるといった場合は、小学校卒業から記入しても特に問題はありません。

中退した場合の履歴書の書き方について

履歴書の学歴欄には、通常、高校卒業から最終学歴までを記入する必要がありますが、専門学校を中退してしまった場合はどのように記入すればよいのか分からないという人もいるでしょう。専門学校を中退してしまった場合はそもそも学歴とは認められないため、その場合は高校卒業が最終学歴になってしまいます。

しかし履歴書の学歴欄では、たとえ中退であってもその事実を記入するのが一般的です。中退というとあまりイメージが良くないため、履歴書への記入をためらう人もいるかもしれませんが、何も記載されていないとその期間が空白期間として判断されてしまう恐れがあります。

特に書類選考の場合は、空白期間とみなされてしまったことに対してその場で説明することも出来ないため、何も記載しないことが不利になってしまうケースもあるでしょう。ですので、中退の場合でもしっかりとその事実を記入しておくことはとても重要になるのです。

そして中退の事実を記入する場合は、中途中退などと略すことなく正確に学部や学科を記入する必要がありますし、合わせて中退の理由も書いておくこともお勧めします。また、在学中に履歴書を提出しなければならない場合は、確実に卒業の見込みがある場合であれば卒業見込みと記入しましょう。

投稿日: